労働供給制約

ワーキッシュアクトという考え方

制約改善策として、その他に注目されている解決策のひとつが「ワーキッシュアクト」ではないでしょうか。本業の仕事以外の時間に趣味など好きなことをして、それが誰かの困りごとの役にたつ」という活動が、様々な分野で広がってきています。

誰かの役にたつという活動では、代表的に「ボランティア」がありますが、気軽に自分が楽しい・面白いと感じることを入口にして結果的に人の役にたつ、という活動です。

例えば、旅行と旅先での仕事を一緒に楽しもうという活動があります。

人の役に立ちつつ楽しめる、一石二鳥の解決策?

東京のベンチャー企業が提供しているサイトには、収穫期の農家や、繁忙期の旅館などの求人情報が掲載されています。

応募してマッチングが成立すると、旅をしながら空いている時間に農作物の収穫や、配膳・掃除などの仕事の「お手伝い」をします。時給が出て、宿泊代は無料。例えば温泉に入り放題などの特典が得られる仕組みです。

この例のように、「誰かにとってはつらい労働が、ほかの誰かにとってはつらいとは限らない」ことであることが分かります。

草刈りイメージ

三重県でもあるキャンプ場が提供している、「草刈り付きキャンププラン」があるそうです。草刈りはどこでも大変な作業である一方、草刈りを経験してみたい宿泊客にとってはアクティビティになります。実際に他のプランよりも早く予約が埋まったようです笑

今後、社会全体で 誰かの労働需要を満たす必要が 発生しますが、こういう発想が大切ですよね。

つらい仕事をエンタメにしてしまう。こうなれば無限の可能性があると感じました。

私も、この人手不足が進行している社会の方向には強い課題感を持っています。

全ての労働に対してエンタメにすることは難しいかもしれませんが、どんな労働も柔軟な発想で仕組みをつくって変化させていくことが大切ですよね。

今後の日本社会の問題を、逆にチャンスと捉え、柔軟な発想に果敢にチャレンジする人間でありたいです。今後もお互いに頑張ってまいりましょう!!

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