副業拡大時代!~働き方の流動化~

学生時代のアルバイト

学生時代にアルバイトを掛け持ちしていました。

朝早く5時頃に起床し、ある物流会社へ出社し仕分けを行います。各方面別に台車へ納めていきますが、あっという間に時間が過ぎます。

終わったらその足で大学に行き、授業を受けます。眠いです。早朝のアルバイトがない日が恋しい気持ちでした(笑)

また帰りにいつものアルバイト先のガソリンスタンドに行き、時間まで元気にめいっぱい仕事をこなします。途中で営業時間が変わっていきましたが、私はラストまでのメンバーだったので24時までです。車好きにはたまらない仕事でした。

仲の良いお客様もでき顔見知りのお客様とは店に余裕があれば会話も弾みます。時間帯によっては店長代行も経験させて頂きましたので、人数の多かったこちらの店舗ではリーダーシップやメンバーの気持ちを汲む行動など、様々なことを学ばせて頂きました。

忙しく楽しかった学生時代

学生なのでもちろん遊びにも一生懸命で、その後バイト先のメンバーと食事に出かけたりします。

ここまでで一日中やることが目白押しです。「いったいいつ寝るんだ?」というような生活でした。

学生にとって、アルバイトは社会勉強でもありますが、本業は学業ですので、そういう意味では一種の「副業」でもありました。

更にそのアルバイトも掛け持ち…ともなると、寝る間を惜しんで働く働く!

もちろん、お小遣い稼ぎのためというのはありましたが、「色んな仕事を経験したい!」という気持ちも大きかったです。

あっち行きこっち行き、居酒屋でお仕事したり…。変わったところでは、専用機材を使った測量の仕事なんかも経験したりしました。

様々な仕事に奮闘していましたが、私の中ではものすごくアルバイトを楽しんでいた感覚や記憶が多くあります。

現代の副業・兼業事情

私自身はあれから約25年。

世の中、副業に関する社会の考えや認知度または副業として活躍できる仕事が増え、実際に本業のある人が副業に取り組むケースが多くなりました。

2018年に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発表し、同じタイミングで「モデル就業規則」から副業禁止規則が削除されました。

その影響もあってか実際に副業する人は、およそここ5年で約64万人増えたと言われています。

これまで、日本では副業は原則禁止の企業が大半だったのに、なぜ政府は副業・兼業を推進しているのでしょうか。背景には、人材交流を活発化させ、人手不足を補うなどの狙いがあります。

当然2020年の新型コロナの影響で在宅勤務が増加したことも、労働者の副業への関心を高めた影響のひとつです。

副業・兼業での考察ポイント

その副業を実際にする人はどんな人たちか、また副業人材を採用する企業での問題点はどうでしょうか?

日本には、フリーランス・副業人材が約1,000万人いると言われています。

また業務を小分けにしたりして、副業人材を実際に活用しようとする企業も増加の一方です。

以前から需要が高いエンジニア人材に加えて、近年はバックオフィスやコーポレート業務を担うスタッフ、コンサルタントといった領域でフリーランス化が進んでいるようです。

こういった専門知識が必要な人材は、人手不足が継続する中で、中小企業では業容拡大、または既存社員の退職時に採用に非常に苦労しておられる状況で、例えば大企業で働いた経験のあるハイスキル人材は、ニーズが高まっているようです。

以前はこういったハイスキル人材を正社員で探すのはかなり難度が高く、また副業の規制も厳しかったので、スポット活用なんかは全くなかったと思います。

新たな流れ

しかし近年の規制緩和によって、大企業にいる人が自分のスキルや市場価値を試す場所として副業に挑戦する、新たな流れが生まれました。

中には自分がオーナーで、自ら夜7時頃からカフェバルや居酒屋といった店を開業された方もいらっしゃいます。

自分で始めるのに必要となった開業資金で苦労もあり、オーナーの苦労や「本業でのビジネスモデルの革新につながった」といった意見もあったようです。

若手の士業の方で、学生時代の私のように「他の仕事にも挑戦したい!」と副業をもつことにした人がいました。自分にあっていることや、一方では向いていないことも経験して、何かの分野でスペシャリストになりたいと考えておられるようでした。

こういった副業人材が、最近の取り組み故にトラブルに遭遇することもあるようです。

いったいどんな時にトラブルがあるのでしょう?

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