「バイアス」多すぎです!

身近な言葉でジェンダーバイアスを象徴している例

例えば「イクメン」…。

これ違和感ありませんか?!
女性は育児をするのが当たり前だと思われていて、男性が育児をすればイクメンと呼ばれ過度に褒められる。

これは「男は仕事で、女は家事や育児」といった偏見が深く根付いている象徴のような言葉です。
すみません、女性が育児をすることを褒める言葉を知らないのです…。

なんでしょう?「イクジョ?!」「イクウーマン?!」

イクメンという言葉を使う必要がなくなるほどに、男女関係なく家事も育児も仕事も自分らしくできる社会を目指したいですね。

一方世界的な動きとして、人々の「ダイバーシティ(多様性)」を認め、企業にも、全ての人に情報や機会が与えられるようなジェンダー問題などへの取り組みが求められるような時代となりました。
日本でも「働き方」や「属性」の多様化が進んでいますね。

それを受け日本企業でも「アンコンシャスバイアス」と向き合う必要性が高まってきました。

私もそうですが、この無意識バイアスとも呼ばれるアンコンシャスバイアスは誰もが持っているものです。

例えば「コミュニケーション能力に長けている体育会系出身の学生」はどのような職業が向いていると思いますか?と聞かれたら、おそらく営業職を思い浮かべてそちらをお勧めすることになるのではないかと思います。

こうやって無意識に脳が紐づけて理解してしまうんですよね。

これが悪いという訳ではなく、誰しもが持ち合わせているものなので、自分自身のアンコンシャスバイアスを意識しコントロールすることが求められます。

すなわち適切な知識や対処法を知る必要があるのです。

このアンコンシャスバイアス(無意識バイアス)は本当に身近で、性別・年齢・学歴等で

  • 「男性だから(女性だから)この仕事は向いている」
  • 「20代だからこのポジションを任せるのはまだ早い」
  • 「○○大学の出身だから能力が高い」

など、少なからず考えてしまうことがあるのではないでしょうか。私もあります。
これらは、本来は個人の特性と比較して考えるべきものですし、個人的な経験を普遍的な意見とせずに先入観だけで判断しない考えを持たなければいけません。

自分自身に言い換えれば、自分自身のアンコンシャスバイアスを知り適切にコントロールできれば、「自分はこういう場所にも適応できる!」など、仕事の選択肢を増やすことにも役立ちます。

職場でみかけるアンコンシャスバイアス

職場においてもたくさん事例があります。

  • 「介護や育児と仕事の両立はできないだろう、と思い込み介護中・育児中の人を採用しない」
  • 「直近に成果を出した人のみを、高く評価する」
  • 「お茶出しや電話応対、事務仕事などは女性がやるものと決めつける」
  • 「子育て中の女性従業員には転勤は無理と思い込み、転勤を伴う異動を一切させない」

もちろん考慮して判断されておられる企業様もたくさんあると思います。アンコンシャスバイアスにおける事例です。

ただアンコンシャスバイアスを放置し続けると経営への影響も発生する可能性があります。

例えば、管理職・リーダーの意見や多数派の意見が重視されると、「イノベーションの創設」にとって必要不可欠な「価値観の多様性」が軽視されていき、イノベーションの創設が阻害されてしまいます。
また、価値観の多様性が認められない状態が続くと、「パワハラ」を始めとする各種ハラスメントが起きやすくなったり、コンプライアンス違反を誘発したりする可能性もあります。

自分たちの組織にどんなアンコンシャスバイアスが存在しているのかを認識し、それによりどのような影響・問題が生じているかといった実態を把握しましょう。そうした取り組みを行うことでアンコンシャスバイアスの解消に向けたマインドセットが形成されていきます。

マインドセットが形成されてきたら、研修を行うことで「常識・当たり前と思っていたことに疑問を抱く」「言動を改善する」といった動きを起こしやすくなります。

根深く残る「女性が/男性がするものだ」という感覚。

女性だから得意?男性の仕事? 固定観念に苦しむ人もいますよね。

小さな気づきから職場の空気を変えていく。何より男女関係なく雑用をやったり、気付いたバイアスを指摘し合ったりすることで、環境が変わり離職防止にもつながるでしょう。

女性だけの問題でもなく、男性への偏見もあるかもしれません。

職場の風景、同僚との会話などを振り返ってまずはアンコンシャスバイアスを認識することが大切ですね。

私、頭硬いのでバイアスかかったらこんな小学生クイズも解けません(笑)

問題です。

「寿司かにケーキと柿」

※家業と作業を無視しろ

3文字の答えはな~んだ?

早々に暑い夏がやってきました!皆さんご自愛くださいませ!

ありがとうございます。

答えおわかりの方はココまで!
おわかりでなかった方は、次ページへどうぞ(笑)?

答え|こっそり確認する方はコチラ

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