先日、ビジネスの機会があり大阪へ足を運びました。
当日は電車移動で、午後から夕方にかけての時間帯、乗り換えもあり駅の中を徒歩で移動したんですが「人、人、人!!!」
先日の友人との雑談でも、
最近大阪行った?なんかすごいことになっとるねぇ
え、大阪?万博やっとるよね。外国人めっちゃいるって聞いたよ!
ユニバも道頓堀も、『海外旅行』気分やって。店員さんもめっちゃ英語とか中国語で話しとったに
そうなん?なんかもう、大阪って別世界やなぁ……
大阪・関西万博がもたらす変化
2025年4月13日に開幕した「大阪・関西万博」。
その盛り上がりもあり、確かに最近、関西圏、特に大阪が「グローバル感満載の都市」に急変していると実感される方も多いのではないでしょうか。実際に関空を経由するインバウンド(訪日外国人観光客)の流入が再び加速しています。

三重在住の私からしたら、最近は東京の空気に触れてないなぁと思っていたのですが、いやいや、今は大阪・関西万博の盛り上がりもあり、コロナ禍で一時は閑散としていた大阪の街が、今や“再覚醒”とも言える賑わいを取り戻しています。
すごいな!この盛り上がりが今、三重にもあったらなぁ。そのためには三重と大阪の架け橋として自分たちができることを、しっかり考えやなあかんな!
と感じた次第でした。
数字で見る大阪の現在
まずは現状を少し数字で見てみましょう。2025年6月時点での大阪府の観光関連の指標は、すでに2019年のピーク水準に迫る勢いです。
特に東南アジア、欧米、そして韓国・中国からの渡航者が増えていて、ホテルの稼働率も80%を超えるところがあるなど、関西エリアは“空前のインバウンドバブル”に湧いています。
もちろん、その中心には「大阪・関西万博」があります。会場である夢洲(ゆめしま)は、最新のモビリティ、サステナビリティ、AI技術が融合した“未来都市”として注目されていますし、それもあり国内外の企業や行政関係者が視察や交流のために続々と訪れているようです。
それもあって大阪メトロは6月25日、大阪・関西万博の主要アクセスルートになっている中央線について、7月以降来場予約が多い日の午後0時台~午後2時台に、臨時列車を上下計14本運行すると発表しました。
大阪メトロによると、中央線は万博の開幕前から来場者の多い午前中や帰宅する人が多い夕方以降に2分半間隔で運行。最近は正午以降の来場者が多くなっているうえ、会期の終盤にかけてさらに来場者が増える予想から、来場予約の多い日には、昼間の時間帯に臨時列車を走らせることにした、ということです。
この万博は、単なる観光イベントではなく、「国際ビジネスの交差点」としても非常に注目されているのです。
広がる人材需要と雇用の変化
大阪におけるインバウンド拡大の波は、飲食・観光業だけにとどまりません。
同業他社の方からお聞きすると、接客スタッフ、ホテル業務、案内業務など、サービス業の人材需要が爆発的に高まっているようで、「外国語対応ができるスタッフ」「短期の接客派遣要員」「イベント運営スタッフ」など、昨年とは桁違いの数のご相談があるようです。
特に注目すべき内容は、「地域と企業のコラボレーション型雇用」が増えていると。例えばある大阪市内の百貨店では、地元の専門学校と連携して、留学生をインバウンド対応の人材として採用・育成しているそうです。
また、地方の観光地でも、関西から波及する形で「多言語対応人材」の需要が高まりつつあります。これは、派遣会社としては非常に大きなチャンスです。
三重県にも広がる波
私たちの本拠地である三重県からも、大阪の賑わいは決して“他人事”ではありません。

一部最近お聞きできたお話としては、例えば伊勢志摩エリアでも万博と連動した「観光回遊ルート」の整備が進められていて、外国人観光客の誘致に力が入っています。
また、名古屋・大阪間の移動需要の高まりにより、近鉄特急やJRの利便性向上が注目され、三重県内でも交通関連の動きが活発になっています。
このように「大阪のインバウンドの波」は、着実に周辺地域にも波及してきていて、地域全体の経済循環が加速しているのを感じています。
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