私の敵はAI(人工知能)です。
私の仕事でも、求人や面接など様々な分野にAIが入ってきています。
教育の分野も、もうすぐAIで大きく変わります。
このままでいくと、AIに人間が振り回される時代が来ます。
また失業者が増えるという深刻な問題もあります。
ご存知の方も多いと思いますが、過去の産業革命では技術革新によって労働者の仕事がなくなっても、一方で新たな産業が生まれ、そこに多くの労働者が吸収されました。
しかし今後、産業革命で新たな産業が生まれても、AIがそこにも入り込むことで労働者はそれほど必要なく、失業者が増えることになります。
ベーシックインカム(国民全員に最低限の所得保障するために国が現金を支給)が世界中で議論されているのもそこにあります。
どうやってAIに立ち向かうか?
孫子は、「敵と味方のことを知っていれば戦にまけることはない」と言っています。
AIは今でも日常の生活の中に入り込んでいますが、もっと体感したいと思いAIスピーカーを買いました。
明日の名古屋の天気は?
スティーブジョブズはどうして死んだの?
何か面白い話をして?
2019年3月2日は何曜日?
東京の最低賃金はいくら?
聞けば答えてくれますが、何か物足りない。
アメリカ人の来客があったので、ここでAIスピーカーが大活躍かと思いきや結局、通訳は多少できるが味気なくて、人と人のコミュニケーションができませんでした。
途中で電源オフ。
結論!
AIには心がない。
これがAIの大きな欠点です。
AIが答えてくれても、心に言葉が響かない。
昔、自動販売機で飲み物を買ったら、「ありがとうございました」と言う機械があったが、それと同じで心には響きません。
やはりコミュニケーションには心が必要なのです。
若い頃、教師をしている時に、愛情をもって生徒に「こらー」と注意するのと、腹が立てて「こらー」と注意するのでは、生徒の反応が全く違いました。
言葉は言霊。
言葉だけではありません。
メラビアンの法則と言うのがあります。
人がコミュニケーションをとる時、影響を与えるのは、言葉が約1割で、表情やしぐさなどの言葉以外の部分が約9割というものです。
たとえ言葉上手に話しても、言葉以外の表情やしぐさなどでコミュニケーションがほぼ決まるのです。
表情やしぐさなどは、心の持ち方によってのみ表現できるもので、心のないAIでは無理です。
対策!
もっと心豊かになろう。
そうすれば、表情やしぐさ、言葉などに心が現れてAIに勝てると思うのです。
例えば、お客様思いの店員さんと、もう一人、お客様にクールな店員さんがいるとしましょう。
AIが入ってきたとしたらクールな店員さんはすぐロボットに置き換わりますが、お客様思いの店員さんをロボットに代えるには無理があります。
ましてお客様思いの店員さんに馴染みのお客さんがついていれば交代は無理です。
AIに勝てるのは、私たちが持っている「心」だと思います。
AIかかってこい!!!!
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